本山慈恩寺の本堂境内の周辺には修験道に関わりのある御堂跡があります。
御堂跡を巡りながら散策するトレッキングコースを3回に分けて紹介します。

1 本堂境内から御影堂へ
 釈迦堂と天台大師堂の間の杉林の中の石段を上る所からトレッキングコースになります。
登り口IMG_0740 のコピー
石段を少し上ると左手に真言宗の開祖弘法大師を祀った御影堂跡があり今は小さな祠(ほこら)が建てられ石碑を祀っています。
西暦1158年に真言宗と修験道が伝えられました。

御影堂IMG_0742 のコピー弘法大師石碑IMG_0744 のコピー
2 御影堂から経堂へ
 杉林の中を少し上ると右手に経堂跡の石碑が建っています。経典や書物などが保管されていた堂跡です。
平安時代初期の西暦1108年の本堂修造に際して鳥羽院から5600巻余の一切経を賜りました。

経堂跡IMG_0746
3 経堂から役行者(えんのぎょうじゃ)堂へ
 石段を少し上ると左手の少し奥まったところに行者堂跡の石碑が建っています。慈恩寺の山伏が修験道の創始者役小角(えんのおずぬ)を祀った堂跡です。 

役行者堂IMG_0753 のコピー
 4 役行者堂から婆羅門堂へ
更に石段を上ると左奥手の狭い場所に婆羅門堂跡の石碑が立っています。
本山慈恩寺は奈良時代の西暦756年に聖武天皇の命によってインドのバラモン教の僧ボダイセンナによって建てられたと伝えられています。
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5 婆羅門堂から白山堂へ
 少し長い坂道を上ると平らなところがあります。柴燈護摩供の護摩炉があり上方に白山堂があります。毎年9月第2日曜日に行われている柴燈護摩供では供物を供えて祀っています。
白山堂IMG_0761 のコピー柴燈護摩炉IMG_0762 のコピー