旧暦八月十五日は中秋の名月。今年の中秋の名月はスーパームーンと呼ばれました。月は地球から38万5千キロメートル離れていますが、今年は地球におよそ5万キロメートルも近づくため例年より一回り多くきく見えるようになるとのこと。本山慈恩寺の境内をいつもより明るく照らしていました。
前回は蟇股の始まりについて紹介しましたが、今回は蟇股の言葉の由来について紹介します。
蟇股(かえるまた)の「蟇」は、ヒキガエルのことで別名ガマガエルと呼ばれる日本固有の大型の蛙をさしています。 ヒキガエルは手足が比較的短く歩みはゆっくりで多くの蛙のように飛び跳ねることが出来ないという特性を持っています。
両足が太くてたくましく足腰の力強さを感じさせるところからヒキガエル(ガマガエル)の「蟇」の文字を用いて蟇蛙(かえるまた)と名付けられてものと考えられます。
ヒキガエルは体表のイボから皮膚炎や吐き気・幻覚作用などを引き起こす毒性の分泌物を出すといわれています。
大声で熱っぽくユーモアのある口上で知られる伝統の大道芸の「ガマの油売り」ではガマの毒が切り傷や火傷に効用があるといわれますが、実際にはヒキガエルの毒を元にして軟膏を作ったものではなく馬油などが使われていたようです。馬油は馬の皮下脂肪を原料とした動物油のことで浸透性や保湿性などの効用があることから人間の皮膚に良いとされているので、大道芸の口上は大げさなもののあながち間違いではないように思われます。
前回は蟇股の始まりについて紹介しましたが、今回は蟇股の言葉の由来について紹介します。
蟇股(かえるまた)の「蟇」は、ヒキガエルのことで別名ガマガエルと呼ばれる日本固有の大型の蛙をさしています。 ヒキガエルは手足が比較的短く歩みはゆっくりで多くの蛙のように飛び跳ねることが出来ないという特性を持っています。
両足が太くてたくましく足腰の力強さを感じさせるところからヒキガエル(ガマガエル)の「蟇」の文字を用いて蟇蛙(かえるまた)と名付けられてものと考えられます。
ヒキガエルは体表のイボから皮膚炎や吐き気・幻覚作用などを引き起こす毒性の分泌物を出すといわれています。
大声で熱っぽくユーモアのある口上で知られる伝統の大道芸の「ガマの油売り」ではガマの毒が切り傷や火傷に効用があるといわれますが、実際にはヒキガエルの毒を元にして軟膏を作ったものではなく馬油などが使われていたようです。馬油は馬の皮下脂肪を原料とした動物油のことで浸透性や保湿性などの効用があることから人間の皮膚に良いとされているので、大道芸の口上は大げさなもののあながち間違いではないように思われます。